対決

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離れは 一旦靴を履いて、微妙に…2メートルくらい歩いて渡り廊下にあがり、土間つきのひと部屋としてある。 土間には今時ガス窯があり、ご飯も炊けるし 外に簡易トイレと、五衛門風呂とは違うんだけど、薪で焚かないといけないお風呂もあるので、大ばぁは離れから出てこない。 私は大ばぁのいる部屋の前までくると、膝をついた。 緊張した。 周りはさすがに遠慮して姿を見せないが、私が部屋に入った瞬間聞き耳をたてるだろう。 「入ります」 私は障子をあけた。
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