対決

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足が痛いので、椅子に座り、ひざかけをかけている大ばぁがいた。 私の顔をじっと見つめる。 返事が返ってくるうちに入ったから怒ってんのかな。 でも何も言われないから普通に入って障子をしめた。 無表情に私を見つめていて、料理はまったく手付かず。 一瞬怯んだが、 構わずお茶を煎れた。 (わかった…… おじさんが亡くなって寂しいんだな) そう感じた。 10年ぶりに顔を合わす大ばぁ 今も緊張するし、威圧されるけど (大ばぁ、こんなに小さかったかな… 人間て年取るんだなー)
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