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二人は自慢のバイクを走らせ、巷で評判のスパゲティ屋に行った。
「なあなあ、百合華ちゃんの事だけどさあ」
「また先生の話?」
「うん。
あんだけ可愛いと危ないんじゃないかな」
「狙われやすいって事?
確かに可愛いからバカな奴に目を付けられそうだけど。
そこまで心配しなくても大丈夫だろ」
「何も無きゃいいなあ…」
「楓がそこまで心配する程の事でもないように思うが…。
まあでも、何も無いから安心しろ」
「そうだな」
楓の話をあまり気にはしなかった透だった。
しかし、事態は少しずつ変わっていく事を二人はまだ知るよしも無かった。
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