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「えと、馴れ馴れしいかもだけど、とりあえずうちに入ります?」
「えっ、いやっ、私は…ほら、片付けとかあるから」
「え~っ、お姉ちゃん帰っちゃうの…?」
「まどかもこう言ってる事だし、良ければどうぞ」
「う~ん…」
ちょっと困った顔をして考え込む百合華。
そんな百合華に透は悪戯な笑顔で言う。
「襲ったりしないから大丈夫だよ?
それとも男の家に入るのは初めて?」
その言葉に、思わず顔を赤くする百合華。
「ちっ、違うよ!
ただ、先生が生徒の家に上がり込んでいいのかなって…」
「学校から離れたら関係ないんじゃない?
さあさあ、入った入った」
「お姉ちゃん、入ろっ」
なんだかんだで透とまどかに流されるまま、百合華は透の家に上がる事になった。
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