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~罪~
ここにはあまり光が無い。
重い雰囲気が全身を包んでいる...
あれは半年前の事、
オレは殺人の現行犯で捕まった。
オレは誰も殺してない..
誰も殺してないんだ...
『○×ビルの地下駐車場に来い。』
変声機を使った声で電話があった。
なんとなく気になってそこに行くと腹にナイフが深々と刺さっている会社員の死体があった。
そのビルの従業員の悲鳴が響き、駆け付けた警備員にオレは捕まった。
つまりオレはハメられたんだ..
無実の罪。
オレ以外が犯人だという証拠は何も見つからず、裁判で死刑を宣告された。
今は死刑を待つだけ..
涙はいつの間にか枯れてしまった。
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