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誰よりも貴方に
助けて欲しくて
ずっと誰にも言えなくて
苦しいを押し殺せば
皆笑ってくれるから
ずっと傍にいてくれるから
でも
でもね
ほんとはすがりたくて
誰かに助けて欲しくて
唯一信じた
誰よりも貴方に助けて欲しくて
手を伸ばした
信じてた
握ってくれるって
罪で汚れた涙で濡れた
けがれたこの手を握ってくれる
信じてたのに
手は
空を切って
ショックだとか悲しいとか
その前に
ただ、驚いた
そんなにあっさり見捨てられるんだ
私はその程度なんだ
自惚れていた私は
誰よりも信じていた人に落とされて
ああもう
涙も出ないね
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