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思わず泣き出してしまった。
困ったような百合から引き離すように遊離が抱きついてきた。
「麗奈」
‐ぎゅーっ‐
「遊離!?」
びっくりして涙も止まる。
振り返ろうとすると遊離が耳元で囁いた。
あたしへの
「俺から離れんなよ?」
愛の言葉。
顔が紅くなる。
前を見ると綺麗なシャンパンタワー。
それを見れば思うんだ。
あたしって幸せなんだなって。
「ねぇ遊離」
「ん?」
「あたしは遊離のお姫様になれた?」
そう言うと遊離がさらに抱きしめる力を強くした。
そして
「麗奈は俺のナンバーワンだよ」
「遊離………ッ」
あたしは泣きながら遊離の腕を掴んだ。
これからもいろんな事があるかもしれない。
だけど絶対離さないでね?
あたしだけの
ナンバーワンボーイvV
END
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