王子様の秘密

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「………ん……」 ゆっくり目を開ける。 白い天井? ここ、どこだろう。 あたし、何してたんだろう。 辺りを見渡す。 すると先生がカーテンを開けて入ってきた。 「中村先生!!」 「あ。相山起きたんだ」 中村先生は美人保険医。 でも性格が男っぽいんだ。 「何であたし保健室にいるの?」 「もう忘れたのか。単純な脳みそだなぁ、オイ」 「いやぁ、面目無い」 中村先生は盛大なため息をついてベッドの側の椅子に座った。 「体育の授業中(1時間目)に鼻血放出して倒れて運ばれて来たの」 「??」 「覚えてないんかい」 鋭い先生のツッコミを無視しつつ。 ちょっと考える。
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