王子様の秘密

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「あ、そうだ」 先生がいきなり振り返る。 あたし今、上半身ブラだけなんだけど。 「いやん。先生のエッチ」 「同じ女だっつーの。てかお前胸ねぇな」 「オイオイオイ。そこはトップシークレットだろ」 「ハイハイ。てか帰りにホスト通りを通って帰っちゃダメだからね」 ホスト通りとは。 ホストの店が並ぶ通りの事である。 「でも近道だし」 「アンタはあそこを夜に通った事ないから言えるの。てかあそこは通学路じゃないだろ」 「へへん♪秘密の抜け道があるのだ」 「それで遅刻は免れるってわけ?」 「そう言う事☆」 またため息をつく先生。 ちょっと失礼だよ先生。 「とにかく、その秘密の抜け道を通らずに帰りな。だいたい生徒は立ち入り禁止なんだから」
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