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辺りを見るともう日が暮れかかろうとしている。
潤の足は自然にある場所へと向かっていた。
何をすると言う訳ではない。
ただそこへ行けば失いかけている人間らしい感情を繋ぎ止める事が出来るのではないかと思っていたからだった。
そこはこの世の物とは思えないほど美しい場所故にどうしても足を運んでしまうのだ。
今日もいつものようにいつもの道をいつもの歩調でその場所へと向かって行く。
だが、少ししてそこに付いた時、いつもと変わらない筈の景色が今日は違っていた。
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