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先輩との時間
私が先輩のもとへ来たのは、クラブに入部してから一ヶ月後のことだった。
私は、前の先輩から先輩の所へと移動させられた。
私は、始めから分かっていたことだったけど、泣いてしまった…。
でも、これが初恋の蕾が開く一歩だったのは私はまだ知らなかった…。
先輩は、ニッコリとして私に話しかけてくれた。
「今年は、一年生は来てくれないと思ったよ。」
先輩にとっては私はただの後輩…。
私は、そんな事よりも人見知りと極度の緊張で心臓がバクバクだった。
「君が来てくれて嬉しいよ。」
その時、私は心が救われたことを先輩は知らない…。
私はこの時、クラブの楽しさを見つけた。
でもそれとともに、先輩に会いたいという気持ちも生まれていた。
私の顔は、この頃から、真っ赤に染まっていたんだろうか…。
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