先輩の恋心

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先輩の恋心

ある日、私は先輩から聞いてしまった…。 先輩には、好きな人がいたことを…。 今もその人を想っていることがわかってしまったから…。 それは、先輩の話しを聞いていればすぐにわかった…。 先輩の目は、その人の話しをした時、キラキラと輝いたから…。 そして、いつも笑っていてもそれ以外はわからない先輩が、その時だけは顔を赤らめていた…。 それが、私の心をチクチクと刺してきた。 何もわからない私に、ただ私の気持ちだけが大人の想いを示していた…。 まだまだ熟すこともない果実は、ただ輝き続ける…。 君はただ果実に甘いキスをして、微笑んだ。 それは、果実自身を赤らめてしまうほどの優しいキス…。
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