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榎緒「………か…ぇ、らないと…」
ガクガクと震える足を押さえるようにして立ち漫画本を手にフラフラと歩いた。
でも、やっぱ力入んねぇ…
俺がヨロヨロと屍のような蒼白の顔で歩いていると、
「ローズ」
俺の前に立ち塞がる二十代の青年がいた。
榎緒「……………………誰?」
知り合いか考えてから尋ねる。
青年は涼しい顔でふわりと笑った
こういう人の事を美形と言うのか…
「先程は遅くなってしまいましたが…大丈夫でしたか?」
…先程………?
榎緒「………」
さき・・ほど・・・
……………💡
榎緒「さっきの火⁉」
俺が叫ぶとまたもやふわりと笑った。
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