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でも…怖い。
これは俺じゃない…
コイツに従ったら自我が消えてしまう。
榎緒「…助け…て」
人間だったらピンチの時出てしまう言葉。
俺がそれを呟くと青い炎が俺を縛りあげていた触手を焼き千切った。
榎緒「……⁉」
俺は力なくへたりと座りこむ。
何が起こったのかよく理解できず立ち尽くす。
炎は消えていてさっき俺を縛っていた触手も跡形もなく消え去っていた。
榎緒「……さっきのは…夢だったのか……?」
やけに乱れている息。
妄想でこんなに息が乱れる筈がない。
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