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ただっ広い真っ白な空間。
そこへ、光が現れ中から少女が降り立つ。
メリー「ふぅ。」
疲れたような表情の少女はおもむろに腰を下ろす。
何もなかった空間に、椅子と机が現れた。
その机の上には、書類の様な紙がつまれていた。
少女はブツブツとつぶやきながら、紙を手に取り見ている。
メリー「あれが…これで、それが…」
少女は、自分の姿がどうして見えてしまったのか考えているみたいだ。
メリー「…一度姿を、見せた…?」
一つの本に目が止まっている。
心霊学的な本なのだろうか。
その本には、こうある。
精神、または離脱状態での行動に置いて感化された者。
もしくは一度姿を見せた者には、姿が具現化され存在した物体に見られる。
メリー「感化…いや 、んーむ」
本を置く少女。
まさか…と思いながら記憶巡らす。
有り得なくもない話。
少女が人を守るのは二度目なのだ。
そして、あの娘を止めるのも…。
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