茉莉と由良

1/1
前へ
/4ページ
次へ

茉莉と由良

ある川原の近くに、同い年の少女が住んでいた。   石塚茉莉と櫻井由良。     『はい、由良花積んだよ!』   大量の花を手に、茉莉がはしゃいだ。   『わぁ、綺麗!』   つられて由良も笑った。   『これあげる!!』 『え?いいの?茉莉。せっかく頑張って積んだのに…。』 『うん!由良にあげたくて積んだんだもん!由良が貰ってよ!』 『…ありがとう♪』   茉莉と由良は二人で一人だった。そう…あの日が来るまでは…
/4ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加