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茉莉と由良
ある川原の近くに、同い年の少女が住んでいた。
石塚茉莉と櫻井由良。
『はい、由良花積んだよ!』
大量の花を手に、茉莉がはしゃいだ。
『わぁ、綺麗!』
つられて由良も笑った。
『これあげる!!』
『え?いいの?茉莉。せっかく頑張って積んだのに…。』
『うん!由良にあげたくて積んだんだもん!由良が貰ってよ!』
『…ありがとう♪』
茉莉と由良は二人で一人だった。そう…あの日が来るまでは…
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