ココロの声

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「…ん、誰だ?」   暗い部屋を見渡すが、そこには誰も居なかったが、左腕に違和感を感じたので布団をめくる、するとそこにはラグが寝ていた。時折尻尾を動かして寝返り打ったりしている     「さっきの声、ラグなわけないよな。」   カズマは再確認すると、そのまま布団を掛け直し眠った。   しかし、その後もずっと誰かの呼ぶ声が聞こえた。     朝起きて、昨日の深夜の出来事をガルンに話した。   「誰かの呼ぶ声?空耳じゃないのか?寝呆けてたとかもあるし。」   「それだったらいいんですけどね、その後ずっと僕を呼ぶ声が聞こえたんですよ。」   「ははぁん、さては疲れてるな。よし、今日は臨時休業にして、たまには街にいくか。」   「いや、だいじょうぶですよ。」   「カズマは大丈夫だが俺が休みたいんだ。」   ただ単に自分が休みたいがために臨時休業にする店主。いつか潰れるぞこの店。    結局休みになり、カズマたちは街に出かける事になった。
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