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近いだろうと思ったが以外と遠かった、30分程歩いてやっとついた。
よく見ると家ではなく、ちょっとしたお店だった。
看板をみると、「喫茶店プチドラゴン」と英語で書いてあった。
もちろん僕の知っている世界ではこんな名前の喫茶店など存在しないだろう。
町までの道を聞くのと、休憩がてら、その店へと入った。
入ってすぐ店内を見渡すと僕が知っている喫茶店と雰囲気は一緒だった。だが一つ、いや数えればたくさん違うところがあった。
まずは店主、いらっしゃいといって店の奥から出てきたのは、人間のように二足歩行をして、器用に話す狼男がいた。
「ん?何驚いているんだ?」
誰だって目の前に狼男が出てきたら驚くだろう。
「ま、いいか。とりあえず好きな席に座ってくれや。」
僕は言われたとおり、カウンターの席に座った。座ったときに足に何か堅いものが右足に当たった。
足元を見ると、第二の驚きが待っていた。
足元には子犬より大きい爬虫類の生き物がいた。
「うわあああ!」
僕は思わず叫んでしまった!そしてそのまま後ろに倒れた。すぐに狼男がはしってきた。
「おい!どうした?」
僕は慌てて席の下を指差した。狼男がその先を見ると。その下から生物をひっぱりだした。
「お前、またこんなところで寝てるのかよ、よっこらせっと。」
ひっぱりだすと、その生物は目をつぶって寝ていた。
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