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しかし、カズマの世界にドラゴンなんていない、コモドドラゴンという爬虫類がいるが所詮はトカゲだ。
僕はとりあえず店の裏口から入り、適当な椅子を見つけ、それに腰を下ろした。ここの店は喫茶店と民家が一緒になっている造りで、裏の内装はRPGの民家のようになっていた。
店とつながるドアの下にはラグが通れるように扉がついている、こうみるとこの世界のドラゴン=ペットなのだろうか?
すると店側のドアから何かぶつかる音がした、音の方を向くと、店にいるガルンが吠えた。
「いってぇ!ラグ、こんな所でねっころがるな!ったく…よっこらせ。」
ドアが開きガルンを見ると額から血を流し、ラグを抱き抱えている…というよりかは掴みあげている。
「カズマ、とりあえず仕事はまだいいわ。仕事内容は暇なときに教えるから今はラグの世話をしてくれ。」
「世話?具体的に何をすれば?」
「とりあえず、遊んでやってくれ。」
そういうと、ガルンはドアを閉めた。部屋に残ったのはカズマとラグだけだ。
ラグは椅子に腰掛けてるカズマの足元に駆け寄り、遊んでくれとばかりにズボンを噛み、引っ張った。
正直どんな遊びをすればいいのだろうか?
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