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教室に入ってきたのは頭にある白い大きなリボンが印象的な女子だった
カカカッカンカン
その子は黒板に素早く名前を書くとクラスメイトのほうへ向き直った
「初めまして、雪乃 吹雪 【ユキノ フブキ】と言います」
雪乃は凛とした声で挨拶をすると教室を大きなクリクリとした目で見渡してニコっと笑った
クラス中がその美貌に息をのむ
そんじょそこらのモデルより断然可愛い!!
みんなが雪乃に釘付けな中担任の教師は話しを進める
「じゃあ雪乃は藤岡の隣の席を使え!!」
おっ俺ッ!?超ラッキー♪
雪乃は俺の隣までくるとペコッと小さくお辞儀をして席についた
「俺藤岡、藤岡昴!!これからヨロシクな」
「はい!よろしく!」
しばらくして雪乃はガサガサと鞄を雑に扱うと、中から眼鏡を取り出してきた
目ぇ悪いのか…
そう思って見ていると俺はあることに気づいた
…グルグル眼鏡につけっ鼻…??
「あわっ!!眼鏡間違えた!!」
いや、どうやってだよ!?
俺はこの時悟っちまった、コイツはどじっ子だ!!
あれだよ、よくアニメでやってる
「あ、塩と砂糖まちがえちゃったー!」
ってきなやつだ!!
絶対に、確実にだ!!
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