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先生が言うと雪乃は黒板のほうにスタスタと向う
「…キャッ!!」
…うん、途中でつまずいたのは見なかったことにしよう…
黒板の目の前で腕をくみ考えるポーズ
クラスの男子はもちろん女子までもがその可愛いらしい?仕草にため息を漏らした
いや…確かに可愛いけど、普通あんなポーズとらなくても計算はできるだろ!!
「……あっ!!」
小さな声が聞こえたかと思ってまた雪乃を見ると黒板にスラスラと長い数式を書いていく
俺にはもはや、それが魔法の呪文かなにかのようにしか見えないのは何故だ…
黒板の端から端まで式を書くと吹雪の手はピタリと止まった
「…多分あってると思うんですけど…??」
先生を見ると先生もビックリしたみたいで、目をパチパチと2、3回瞬きをしている
ゆっくりと手元にある答えと照らし合わせ…
「せっ…正解だ…」
「やりましたぁ♪」
そう言うと雪乃は席までスキップで帰ってきた
いや、アンタ仮にも高校生だよな…?
もちろん途中でつまずいた
「雪乃…凄いな…」
「エヘヘ、そうかな??」
「アイツ(先生)にはいい気味だ!!」
しばらく雪乃と笑い会った
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