65人が本棚に入れています
本棚に追加
/26ページ
涼しげな風が窓を抜け俺の頬を霞める…
俺は聖秀学園高校をちょうど一週間前に卒業した‼
部活は野球部に入っててキャプテンをしてた‼
そんな俺がまさか草野球なんかに興味を持つとはこの頃は予想もしなかった…
大河『あぁ~ぁ…バイトでも始めようかなぁ~』
『良いバイト紹介してやろうか⁉』
大河『うわぁッ‼なんだよ…姉貴かよ💧』
こいつは俺の姉貴で清水薫っていうんだぁ~‼杏和学院女子大学に通ってる一年生‼ソフトボール部に所属してんだぜ‼
薫『なんだよとは無いだろ💢⁉ はぃこれ‼』
大河『ん⁉チラシかぁ~何なに……』
「時給900円‼高校生以上で野球が好きな子大歓迎‼」
大河『なるほどねぇ~暇だしちょっと見てくるかな⁉』
薫『おぅ‼行ってこい‼』
そう行って俺はチラシに書いてあった地図を見ながらバイト先に向かった‼
そして……
大河『ここだ‼って……ここって💧バッティングセンターじゃんッ‼』
『ん⁉バイトの人かな⁉』
大河『は、はぁ……そうですけど一応💧』
『僕の名前は井田ッて言うんだ‼よろしく‼突然だけどグローブとバット持ってきたかな⁉』
大河『いゃ💧バイトしに来ただけなんで……』
井田『そうかぁ……じゃあちょっとついて来て』
そう言って井田さんは俺をバッティングセンター裏の球場に連れて行った‼
大河『球場なんかあったんすか💧』
井田『へへッ隠し球場なのさ‼バイトしてもらうにはウチのチームに入ってもらうよ‼』
大河『えッ⁉俺が……ですか💧』
井田『そうだよ‼君しかいないじゃないか🎵君が入ってくれれば9人ぴったりなんだよ💧お願い‼』
うわぁ~どうする⁉
ん~………
まっ暇だし良いか‼
大河『分かりました‼入らせてもらいます‼』
井田『本当かい⁉ありがとう🎵君はウチのヒーローだよ‼ッで野球経験は⁉』
大河『えぇ~小学校の頃からやってましたけど💧』
井田『おぉ‼じゃあ投手出来る⁉』
大河『まぁ…一応💧』
井田『そうか‼良かったぁ~ちょうど明日試合でさぁ💧』
大河『えッいきなりですか⁉』
じゃあ俺が来なかったら試合はどうなってたんだ💧
井田『じゃあ今日は帰って良いよ‼明日ここに7時集合ね‼バットとグローブ持って‼』
大河『は、はぁ…💧』
そして俺の草野球人生が始まった…
最初のコメントを投稿しよう!