昭斗ワールド炸裂~俺の嫁を紹介します~

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今日から昭斗くん家に泊まらなきゃいけないんだった。 コウくんやリョウくん、歩くんたちならまだしも… 昭斗くんって何か危険を感じる… でもわざわざ迎えにきてくれるなんて優しいところもあるんだよね。 「アッキー、渚ちゃんに変なことしないでよー。」 「するかボケ!俺が愛してるのは"みよ子"だけだ!!」 「そうだったねー!」 ………… みよ子ちゃんキター!!! 「じゃあ渚、行くぞ。」 「は…はい!今日はこれで失礼します。リョウくんまたね。」 「またねー!」 き… 気まずい!! 昭斗くんと二人きりなんて… 重い… これからどうしたらいいの!? ー… 「じゃあ、荷物取ってくるからちょっと待ってて!」 「おう。」 私は昭斗くんをアパート下で待たせて荷物を取りに行った。 朝のうちに詰めといたから後は戸締まりを再度確認するだけ。 私は戸締まりを確認しながらこれからを想像していた。 昭斗くん家ってどんなところなんだろう。 あれ。 そういえば… 家族の方は!? ちゃんと話してるよね!? 勘違いされたら困るんですけど!! 一番大事なことじゃん! 「まだかー?」 「あ、はーい!もうすぐ行きまーす!」 ああぁぁぁ… どうしよう。 超不安! かなり動揺しながらも準備を済ませ、玄関の戸に鍵をかけた。 「結構な荷物だな。女ってのは大変なんだな。持ってやるよ。」 「え、大丈夫だよ!」 「こっからだと結構歩くぜ?俺に任せとけって。」 「ありがとう…」 昭斗くんって頼もしいんだなぁ。 ちょっと… 今からそんなことされたら…… 意識しちゃうじゃん!!
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