昭斗ワールド炸裂~俺の嫁を紹介します~

7/17
前へ
/336ページ
次へ
私はこのとき初めて知ったのだ。 本当の昭斗くんを。 初めて分かったのだ。 心弥さんの言っていた意味が。 「たっだいまーみよ子!朝会ったきりで寂しかったよぉぉ…10時間14分ぶりだね!あ、そうそう!今日はフレンドを連れてきたんだよ!ほら、あの子だよ!みよ子じゃないよ、あの子だよ!渚っていうんだ!可愛いだろう?あ、でもでもみよ子の方が百倍いや千倍可愛いよ!何?妬いてるの?心配しないで!俺が愛してるのはみよ子だけだから…俺はみよ子さえいればいいんだ!それだけで十分幸せなんだ!みよ子がいるから俺がいる…みよ子がいなかったら俺もいない…みよ子と俺は二人で一人…一心同体!だから俺たちの間に踏み込める者は誰一人存在しない!もう分かっているんだろう?みよ子…可愛いみよ子…愛しのみよ子…俺の嫁。」 私は今何を目撃しているのだろう。 ここはどこで… 目の前にいる人は誰だったっけ。 ここは… これは… 何なんでしょうか? 誰か… 教えて下さい…… この人は… 誰ですか?
/336ページ

最初のコメントを投稿しよう!

36人が本棚に入れています
本棚に追加