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みんなのこと下の名前で呼んでるから名字忘れそうだな…
“ミカミン”にピンと来なかったし。
キョウくんの名字は三上だから“ミカミン”ってワケね。
本来は三上くんって呼ぶべきなんだよね。
そもそもの始まりは茜くんに騙されて…
下の名前で呼ぶことがすっかり浸透しちゃったな。
心弥「おはよう。あ、2度目だね。」
灯也「おはようございます！」
心弥さんと茜くんだ。
ということは、もうすぐ始業の時間かな？
って、あれ…
「コウくんとゴウくんは？」
まだ…来てないよね？
心弥「うーん…参ったな…」
「え？」
「きっとまだ家だよ。しかも今も寝てる可能性が…」
えー!?
もう9時ですけど!?
朝が弱いって聞いてはいたけど、これほどとは…！
「やっぱりこうなったな。」
昭斗くん？
「ホント、あいつら…もし心弥がいなかったら毎日遅刻だぜ。」
「茜、僕を挨拶運動に誘ったの…わざとだろう？」
え？わざと？
どういうこと？
「まぁな。そろそろ自分たちで起きれるようにならないとな。」
なるほど…
コウくん達のために敢えて心弥さんを連れ出したのか。
そこまで考えてたなんて…
茜くんってホント凄い！
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