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その頃─…
*side...Koh&Go*
「うーん………た、た…………たいやきっ!?」
ガバッ
「なんだ…夢か…死ぬかと思った…」
「今何時かな~…っと……え!えぇ!?嘘!?もう9時だしっ!!やばい~!ゴウはっ!?」
やばいやばいやばい~!
もう学校始まっちゃうよ!
てか始まっちゃったかも!
心弥がいないのすっかり忘れてた!
ドタドタドタドタ
ガチャッ
「ゴウっ!」
まだ寝てるし!
しかも目覚ましに手が伸びたまま!
「ゴウ!起きて!もう9時なんだよ!学校始まっちゃったんだよ!」
「ん………かたつむり…」
「何ワケ分かんないこと言ってるの!早く起きてよ!僕着替えてくるからねっ!」
ドタドタドタドタ…
─…
朝から騒々しい…
コウのテンションは衰えることを知らない…
何をそんなに慌てているんだ。
俺は背伸びをしながら、ふと時計を見た。
「あ、」
そういうことか…
これは確かに慌てるのも無理ない。
というか…
俺も慌てなければ…!
「心弥がいないの忘れてた…!」
またアキにイヤミ言われるに違いない。
自業自得…だけど。
でも…
─…
あ~!
またアキにイヤミ言われるよ~!
自業自得だけど…
でも…
『どうやったら早起きできるんだ…』
『どうやったら早起きできるんだよ~!』
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