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ゴウと2人っきりなんて久しぶりだなぁ。
いつもは心弥もいて3人だから少し新鮮だ。
昔は常に2人っきりだったのに、それさえ懐かしく感じる。
楽しい時間は時代の流れを早く感じさせるっていうけど、こういうことなのかな。
「なんか久しぶりだね！2人っきりって…」
「…そうかもね。」
遅刻だし急がなきゃいけないのは分かってるはずなのに。
しばらくの間この時間を味わっていたいと思う自分がいた。
なんとなくだけど…少しでもこの時間を大切にしたかった。
「渚ちゃん、しばらくアキん家に泊まるんだよね。」
「…それが？」
「いやーどんな反応したのかなぁって。」
「呆然と立ち尽くすかもしくは…」
ゴウ「ドン引き。」
コウ「ドン引き？」
やっぱり考えることが同じなんだなって思うときが時々ある。
「まぁアキのことだし心配いらないよ。」
「そうだね！」
「それより…」
ゴウが何を言おうとしたのか分かった。
「うん…自分たちのこと…か…」
渚ちゃんがアキん家に預けられたのは目的があったからだ。
FYHから守るため。
アキがついてるんだからまず心配ない。
「ごめゆ…俺のせいでコウにまで迷惑かけ」
「迷惑だなんて思ってないよ！僕だって…きっと同じことした…」
ゴウは悪くない。
渚ちゃんも悪くない。
悪いのはあいつらなんだ 。
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