36人が本棚に入れています
本棚に追加
/336ページ
じゃあ一体誰?
他に考えられる人なんて…
「もうお前は会ってるよ。」
「会ってるって…」
そんなこと言われても思い当たる人なんていない。
「まぁ、そいつがクラスに案内してくれるから。」
「え?先生どこ行くんですか!?」
「出席簿忘れてきてな。職員室で紅茶一杯飲んだら行くから。じゃ!」
そんな呑気な…
先生があんなことでいいのだろうか。
さらに一番ツッコミたかったのは…
コーヒーじゃなくて紅茶なんかい!
また取り残されてしまった。
いつまでも突っ立ている私に生徒達の視線が注がれる。
誰だか分かんないけど…
早く来てー!
そう願った矢先…
「ごめーん、お待たせ!」
あ、来た。
あれ?
「茜…くん?」
「おう!」
「なんで?」
「何が?」
だっておかしくない!?
何故にこの人が…?
「ハハ…驚いた?やっぱり同じクラスだったろ?まぁちょっと強引だったけど。」
「どういうこと?」
「ぶっちゃけて言うと昨日まで渚1組の予定だったんだ。でも昨日渚に会って…あの後、学校に戻って9組に急遽変更させたんだよ。」
変更させたんだよ。って…
あなたどういう権限持ってるの!?
最初のコメントを投稿しよう!