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「だって女の子だよー!?うちのクラスに華が!」
「とにかくうるせぇ!つーかまず落ち着け!ゴウ、何とかしろよ。」
「どうしろってんだよ。コウのテンションの高さはどうにもならないよ。」
なんか…呆然とするしかない。
転校生の私は無視して、この愛称がコウと思われる少年のテンションの高さを止めることについて会話してるもの。
あれ?
あのゴウって呼ばれてた子、このコウって子とそっくりだけど…
「ハハ…驚いちゃったよね?ごめんね、こういうクラスなんだ。」
新たな人である。
この人もすごく背が高くて、さっきの人とは違って優しそうな目をしている。
なんか大人って感じ。
「あのー…」
「はいはい。ちゃんと紹介するから皆とりあえず席に着けー。」
「あっ先生。」
ちょっと助かった?かも。
紅茶は美味しかったですか?
それにしても…
こうやって見渡して見るとよく分かるけど…
席の数も少なければ、席以上に生徒の数が少な過ぎる。
まさか…
この空いてる席の人たちみんな
不登校!?
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