Free class

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「改めて、宝堂渚です。よろしくお願いします。」 やっと言えた自分の名前。 なんか本当に心配になってきた。 私ちゃんとこのクラスでやっていけるのかなぁ… 「じゃあお前らも軽く自己紹介な。どうせ今日は全部で5人だからな。」 出席者5人ってありえなくないですか!? いつもこんな感じなのだろうか… まぁ多いより少ないに越したことはないけど。 「はいはーい!じゃあ僕も改めて!佐久間鋼太14歳!コウって呼んでね!」 「はぁ。」 「佐久間剛太(さくまごうた)同じく14。よろしく。」 「あ、やっぱり!あなた達双子なのね。」 「一応。」 「一応とかひどいー!正真正銘双子だから!へへっ。」 一応、ってすごい回答… ん?何か違和感が… 「俺は津々丘昭斗(つつおかあきと)。高3、よろしくな。ちなみに彼女募集中!」 「よろしく…」 身長高いしちょっとカッコイイかも。 面白そうな人だし。 第一印象…見た目は怖いけど意外と優しそう。 「僕は深森心弥(ふかもりしんや)。同じく高3だよ。どうぞよろしく。」 「よ、よろしくお願いします!」 なんかこの人と話してると妙に緊張する。 お兄さんって感じ。 あっ、同い年だよね。 「俺は昨日言ったから…じゃあ一言だけ。」 何だろう? 「ようこそ!3年9組へ!」 わぁー! なんか一応歓迎されてるみたいでよかった。 お母さん 何とかなりそうです!
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