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「今日も遅刻したー!もう転校生来てる!?」
うっわぁ…
可愛い子。
って何故隠れる私。
「おはようリョウ。今日は早い方だね。いつも3限目から来るのに。」
「あっ心弥。だって転校生来るって言ってたし!頑張った!」
「それはいいけど、あんまり走るとまた…」
「えへへ…大丈夫大丈夫!それより転校生は~?」
あっ!自己紹介忘れてた…
というか心弥さんの後ろから覗き見してる私って…
変人?
「彼女だよ。」
「えっと…宝堂渚です。よろしくお願いしま」
「女の子っ!?わぁー!よろしくよろしく!」
デジャヴ…
この展開慣れたかも。
でもさっきと違うのは…
物凄い勢いで握手されてるってこと。
異性の握手に抵抗ないんだなぁ。
なんかこっちが恥ずかしい。
「あっ!僕、佐伯良平(さえきりょうへい)ね!16歳!女顔だけど男だから!仲良くしてね!」
「う、うん!」
なんかコウくんとちょっと似てるかも。
だけど言ってることは茜くんとちょっと似てる。
見れば見るほど女の子に見えてくる。
なんでだろう…
瞳が大きくてすごく綺麗だからかな?
まつげ長いし。
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