笑顔の裏側

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売店売店っと… 1階かも。 階段を降りていると… 「あなた、転校生の宝堂渚さん?」 他のクラスの3年だろうと思われる女の子に話しかけられた。 なんだろう? というか何故名前を知っているのか… 「はい。そうですが。」 「あなたはどこに問題があるのかしらね?」 「はい?」 いきなり何ですか。 「9組に入れられたってことはあなたも"問題児"なんでしょうってことよ。」 「な…」 なにぃ~っ!? 美人なくせに性格悪っ! しかもいきなり嫌味な! 私の負けず嫌いな性格が発揮される。 「あの!お言葉ですけど、何か問題でも!?」 「別に~?でもあんまり私に近付かないでくれる?移っちゃうじゃない。」 移るって何が!? ホント何なのよこの女~! 「あの、私急いでるんで失礼します!」 「どこに行くのかしら?」 「売店ですっ!」 「あら。売店はそちらじゃなくてよ?こっちですわ。」 あれ? 意外に親切? 「あ、ありがとうございます…?」 「いいえ。クス」 ムカつくけど売店の場所教えてもらったし… なかなかいい人だったのかも。 ちょっと反省。
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