笑顔の裏側

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「渚…先輩……」 「ご、ごめんね!あはは。私何して…」 「おーい!」 「あ、津々丘くん!」 「アキ…!」 み…見られたかな!? うわぁ…恥ずかしい… でも、ゴウくんも津々丘くんもひょっとして私を探してくれてたのかな… 私の…ために…… 「大丈夫だったか?あいつらには関わらない方がいい。つってももう顔覚えられちまったな…まぁ俺らが一緒にいる限りは安心しな。」 どうして… 「どうしてみんなそんなに優しいの…」 ゴウ「………?」 昭斗「………。」 「まだ今日会ったばっかの赤の他人なのに…私なんかのためにどうして……」 その時の私は感情が不安定で… 何でもかんでも余計なことまでも口に出てしまったんだと思う。 そうだよ、おかしいよ… 男の人なんて信用しちゃいけないのに。 今までを振り返って! 何回あんな目に遭ってきたと思ってるの! 確かに私も悪いよ… でもいつも一方的じゃない! そのせいで… 「何寝ぼけた事言ってんだ。お前はもう仲間だよ。クラスメートだろうが。」 「うん。アキの言う通りだよ。困った時はお互い様ってね。だから…俺らのこともっと信じてよ…」 「………!」 「っていっても俺はそんなに強くないから頼りないかもしれないけど…」
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