個性的な後輩たち

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キンコンカンコンとチャイムが鳴る。 「とりあえず早く教室行こうよ!渚ちゃんに紹介もしなきゃいけないし!」 確かに、と頷く一同。 うーん… 心弥さんの言った通り、また個性的な人達が。 教室に着くともう既に昭斗くんが居た。 見かけによらずきちんとしてるんだなぁ、とか感心していると… 「アキって不良っぽいけど遅刻、欠席、早退ゼロなんだよ。しかも驚くのが…」 そう教えてくれたのはゴウくん。 そして更に驚いたのは几帳面で真面目なA型だということ。 昭斗くんにはつくづく驚かされる。 「遅せーぞお前ら。ギリギリじゃねぇか。もうあと5分早く起きれば急がなくても済むだろうが。5分前行動って習わなかったのか?」 まさか昭斗くんからそんな言葉が飛び出てくるとは誰が予想しただろうか。 「今日はいろいろあったの!たまたまなの!」 「言い訳すんな。」 「言い訳じゃないもん!」 また始まった…と、呆れる心弥さん。 これだけのことで喧嘩に発展しそうなんだから、毎日どれくらいの小競り合いが起きているんだろう。 咄嗟に考え込んでしまう。 いつもお疲れ様です心弥さん。 「まぁまぁ落ち着いて下さいよ~昭斗先輩。」 声を発したのはそう、 彼だ。 「なんだ灯也か。」 「なんだ灯也か。ってそれはないでしょう!いつもいつも何なんですかその扱い!」 どうでもいいけどとにかくうるさい… 今の時点で判断するに、この人はいじられキャラなのかも 。
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