個性的な後輩たち

9/10
前へ
/336ページ
次へ
そう。それならいいんだけど、と残し心弥さんは去っていった。 毎回思うのだが、ここのみんなは勘が鋭いような気がする。 「ねぇねぇ!今日お昼スカイガーデンで食べない?」 「そうだな。」 コウくんと昭斗くんが会話する。 学食の名前かな? それにしてもオシャレな名前、などと考えていると私も誘われた。 今日は学食を冒険しようと思っていたので丁度良かった。 聞くと、この学校には学食が5つあるという。 高校ごときで…どんだけ~! 「だからなんで殴るんだよ!」 「うるさいから。」 「確かにうるさいね。でも恭輔もすぐ手を出すのはどうかと思うよ。」 「歩…やっぱり君は僕の味方だったんだね!?僕はずっと信じていたよ!何故なら君は」 「悪いけど僕は恭輔の味方だよ?だって灯也うるさいんだもん。」 「ガーン!」 新たな三人のやりとりの一部始終を見た。 感想… 愉快。 「あの3人仲良いんだね。」 「いつもあんな感じだけどね。まぁ3人一緒にここに転入してきたから昔からの絆があるんじゃない?」 3人一緒に? というか話を聞いてる限り佐久間ブラザーズは… 「じゃあゴウくん達ってあの3人より先輩?」 「一応。」 どこかで聞いたことのある反応 。
/336ページ

最初のコメントを投稿しよう!

36人が本棚に入れています
本棚に追加