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なんかみんなの様子を見てるだけですごく楽しくなる。
こんなのいつ以来だろう。
「楽しい?」
「えっ!?」
おそらくそんなことを考えていたため自然と顔に表れていたのだろう。
それに気づいて話しかけてきたのかも。
茜くん。
「楽しそうな顔してたから。」
やっぱり…
「恥ずかしいな…でもその通り。すっごく楽しい。だってみんな可笑しいんだもん。」
素直にそう伝えた。
だから…こんなひとときを私に与えてくれた茜くんには本当に感謝している。
ありがとう、と言おうとしたとき…
「渚が嬉しそうで俺も嬉しいよ。」
「え?」
いきなりそんなこと言われたから正直…
めちゃめちゃドキッとした。
たぶん顔真っ赤だったと思う。
そんな綺麗な顔でそんなこと言わないでよね、と言い捨て逃げてしまった。
「…可愛い。」
「………。」
そのあと彼がそう呟いていたことも…
昭斗くんがその彼を見つめていたということも…
私は知るよしもなかった。
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