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「なんで一緒に走ったの。」
「だって…」
だって少しでもみんなと一緒にいたいから。
*side...Ryo*
自分の身体は自分が一番知ってる。
悪影響が何なのかも…
限界がいつなのかも…
自分が一番分かってる。
でもね恭輔。
それでも…
それを犠牲にしてでも。
僕は…
今できることは今しときたいんだよ。
できなくなる前に。
後悔はしたくない。
楽しい人生だったと思えるような…
言えるような人生にしたい。
よくあるでしょ?
青春時代にハチャメチャなことをして先生に怒られたり。
馬鹿やってお巡りさんにお世話になったり。
悪いことだけど…
それが僕の夢だったりするんだよ。
ただ、先生にも両親にも心配はかけたくない。
だから先生にも親にも言えないことが言える…
できないことができる…
そんな仲間に出逢えたこと。
そんな仲間ができたことがとても嬉しくて。
幸せで…
だから…
もう少しだけわがまま言わせて。
もう少しだけ……僕にやらせて。
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