36人が本棚に入れています
本棚に追加
「あ、ごめんね!コウくんとかゴウくんとかリョウくんとかが続いたから…つい…えっと…」
1人でテンパる。
「そういうことですか…別に好きな呼び方でいいですよ。恭輔って長いし。」
「え?」
意外な返答であったため呆気にとられた。
灯也「お前ってそんなキャラだったっけ…?」
「うるさい黙れ馬鹿。」
「なんですぐ馬鹿馬鹿言うんだよ!」
「馬鹿に馬鹿と言って何が悪い。」
「…チビわんこ。」
バシッといい音が響き渡る。
─…
その後5分ほど争いが続いたが、歩くんの仲裁によりなんとか治まった。
話は元に戻り…
「僕は野球部に所属してます。ポジションはレフト。」
へーぇ。
キョウくんは野球部なんだ。
なんか合ってるかも。
「僕は美術部に入ってます。主に水彩画を描いてます。」
私より女の子っぽい。
本当に期待を裏切らない歩くん。
しかも水彩画というのがまた合っている。
「歩の絵って綺麗なんだよー!あ、僕はさっきも言った通り吹奏楽部ね!楽器何でしょう?」
リョウくんの楽器…
ひょっとして
まさかの大太鼓!?
待て待て。
ここは無難に…
「リコーダー?」
周りからしたら何が無難なのか…
理解し難いだろう。
最初のコメントを投稿しよう!