36人が本棚に入れています
本棚に追加
/336ページ
何を思ったのか、つい口に出してしまった。
「あの…なんか嬉しそうですね。」
………。
って馬鹿~!
つい。ってアホか!
そんなこと聞くやつが何処にいる!
って私だ~!
自分でも訳が分からなくなってきた。
「え?嬉しいに決まってんじゃん!だって転入生と入学する前に出会っちゃったってことだろ?なんか運命的じゃん!」
さっきまで淡々と喋ってて警戒していたはずなのに…
何故か彼の少しはにかみながら喋る顔を見ていると、いつの間にか安堵感が生まれていた。
お父さん以外の男の人にこんなに心を許せる人なんて…
久しぶりかも。
「それに君………に似てるから。」
「え?今何か言いました?」
「いや…なんでもないよ。」
なんか…
顔は笑ってるけどさっきより哀しそうな眼をしている。
何て言ったんだろ?
「なんかさー。俺たち同じクラスになるような気がするな。つーか絶対そうだな!」
どんな根拠から?
まぁ当たったらすごいけど、などと軽く思っていた。
それが現実に起こるとは誰が予想しただろうか。
「先に言っておくよ。」
「?」
「よろしくな!」
「は、はぁ。」
ここまで彼と話してみての感想
面白い人だなぁと思いました。
最初のコメントを投稿しよう!