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『ここに来るのも三年ぶりだ…』
俺は、目の前にある墓に花を置き、手を合わせる。
『父さん、三年間、来ないでごめん…』
父さんの墓の前に、線香を置く。
『母さん…俺は元気だからさ、俺に憑いてないで、休んでいいよ。』
俺の背後にいるだろう、俺の母親を見るつもりで振り向き、そして、向き直り、母さんの墓の前に線香を置く
『お盆には、まだ早いけど、お盆にいけそうもないから…』
俺は、墓場を後にし、その場を後にする。確か、この日は、夏休み初日だった気がする…
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