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黒を基調とした部屋。
ターゲットはその部屋の中心にいた。
快楽に染まったターゲットの顔。
本当に醜いね。
ターゲットの腕の中にはあの人形。
涙を流しているが、その目に光はなかった。
妖艶に重なりあう躯。
独特の匂い。
本当に、嫌になるよ。
「…ファンタズマいくよ。」
気分の悪くなってきた僕は早急に終わらせようとファンタズマを撫でる。
ジャラ…と音をたて首に下げたおしゃぶりの鎖をほどく。
巻きガエルに変化したファンタズマと藍色のおしゃぶりが輝き始めた。
「…自分の想像力に殺されなよ。」
僕の口角がクッと上がった。
愚かだね。
全て見られているとも分からすに。
ただ快楽に溺れていく。
僕はターゲットに気付かれないよう、静かに笑った。
「さあ、it's showtime!!」
僕は身を潜めていた屋根裏から飛び降りた。
ターゲットの背後に着地する。
ターゲットは驚いて此方を見た。
胸のエンブレムを見たのかサァっと血の気が引いていった。
「…君はボンゴレを馬鹿にしすぎたんだ。死を持って謝罪して貰うよ。」
僕がそう言った瞬間ターゲットは銃を発砲していた。
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