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「高嗣なんか知らない!」
今から4年前のこと…
当時、私は中学2年生で、私にはいつも一緒に居た男の子がいた。
二階堂高嗣
高嗣は2つ下で当時は小学校5年生。
全く喧嘩とかしなくてすごく仲良かったんだけど、ある日高嗣がこう言った。
高「俺、俺足中学行くことになるかも…」
「は?!俺足って私立じゃん!」
高「うん。母さんが私立に行けって…だからしばらくしたら家庭教師も付けるって」
「…高嗣、海老に行くって言ってたじゃん!!」
来年高嗣は6年になる…
高嗣はずっと私の居る海老中学に行くって言っていたから私は動揺を隠せない…
「高嗣が来るって言うから私待ってたのに…」
高「でもさ!俺足と海老は隣り同士だしさっそれにこうしてまた会えるじゃん?!」
「高嗣は分かってない…」
高「…千明?!」
「私は高嗣が好きなの!!好きだからいつも一緒に居たいの!!なのに高嗣は分かってない…」
高「千明…「分かった!バイバイ…」
高嗣が私を呼ぶ声がしたけど、無視して家を出た…
言っちゃった…
でも良いや!
もう会うことなんてないし…
それっきり高嗣とは口を利かないまま…風の噂で、高嗣は無事俺足中学に受かったそう…
そして現在…
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