再会

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しばらく経ってふと見てみると高嗣の姿がない。 あれ?! どこ行った?! その時背中に少し重みを感じた。 そして香水の香りが私を包み込む。 「終わったんだけど…」 耳元で聞く高嗣の声。 私は思わずペンを落とした。 高「…聞かないの??」 「…何が?」 高「俺がこの高校に入学した理由…」 「…」 背中の重みが無くなったと思ったら目の前に高嗣の顔が。 長い睫がはっきり見える。 高嗣の大きな瞳に私が映ってると思うとドキドキしてきた… 高「俺、千明が居なくなって初めて気付いた… あの日からずっと不安だった。 だから会っても、また高嗣って呼んでくれないんじゃないかって… 」 「高嗣は高嗣だもん。呼ぶなって言われても呼んじゃうもん…」 高「可愛い♪」 ふと視界が暗くなったと思ったら、唇に何かが触れた。 高「千明が好き」 キスされた。 恥ずかしながらファーストキスです… 「バカ…遅いよ…」 2人で抱き合う。 6年ぶりに感じる高嗣の温もりは優しくて温かい。 とても大きくて…
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