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「なんなんだ!!今のは!!」
周りには怒り狂うやつ、泣き叫ぶやつ、まだ信じきれていないやつ…。
『なぁ…これマジだよな…きっと…。』
爽がつぶやく。
『まさかぁっ!そんなわけっ…』
海夕も怖くて仕方がないのだろう。
『おい、僚、どうする。』
圭吾が問いただしてきた。きっとこいつがいなかったら俺はなにもしないで混乱していただろう。
『生きよう。…たぶんこのアナウンスは本気だ。全員生きよう。また二日後に会おう。』
みんな決心したようにうなずく
『凜俺と一緒にいろ。』
うん、とうなずく凜。
実際不安でたまらない。一人で逃げるだけでもきっと精一杯だ
それを凜と一緒に行動となるとハンデがある。
だが…俺の命よりも大切なやつだから…守るんだ…!
圭吾達はなんとなく固まって動くだろう。
冷静沈着な圭吾がいればきっと大丈夫。
『生きよう。』
俺らは約束をしたんだ。
ガシャァァァァンッ!!!!
「たく----!!!!いやぁぁぁぁあぁぁあ!!!!!」
鬼だ…
鬼がなにか喰ってる…
それが血だらけの人間だってことに気付くのにそんなに時間はかからなくて…
「ぎゃぁあぁぁあぁ!!」
ゲームが始まった-…
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