鬼増し

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視点は再び僚達にもどる。 『なんなんだよ!このメールは!!!』 まるで人をバカにしてるみたいだ… 一分に一人死んでいるじゃないか…! 『ふざけんなよっ…』 ピーンポーンパーンポーン また…アナウンスが… 〔皆様、メールは届きましたでしょうか。 会議の結果、また新しいルールを追加させていただきます。〕 会議…?追加ルール…? 〔それは、六時間ごとに鬼を三人ずつ増やしていくというルールです。〕 鬼を増やすだと…?! 〔皆様、簡単に捕まったりしないでくださいね? もっと、もっと、あがいてください。 あぁ、それと、皆様の携帯、遊園地内の電話回線などはすこしこちらが変えさせていただきましたので外の人間には繋がりません。 ん-。遊園地内のみのトランシーバーとでも言いましょうか。 皆様の健闘を祈ります。〕 ブツっ 『なんなんだ…こいつらは…なんでこんなっ…』 怒りが抑えられない。 『りょぅ……ひっく…』 ついには凜は泣き出しちゃって… そりゃつらいよな…こわいよな… その時、電話が鳴った …圭吾からだった。
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