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「んー……?」
椅子から少し腰を浮かせ、机に手をつきながら、弥生は柚乃の携帯画面を覗き込んだ。
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貴方の今日の運勢😃
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全体運:★
恋愛運:❤❤❤❤❤
健康運:〓
○ハプニング発生の
掲示。人気のない
所に近寄らない!
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「……何だ、これ?何かよく分かんないね。
全体運最悪で、恋愛運最高で、健康運最悪って……」
不可解そうに首を傾げ、弥生は柚乃に向き直った。
「でしょーっ?しかも一口コメントには、"ハプニング発生"とか書いてあるし……
何か変なことないといいけど」
「大丈夫でしょ。てかアンタって、適当なくせに、意外とそういうの気にするのね」
「そりゃ、まあ……。良くも悪くも、影響受けてしまうもんじゃない?
てゆうか、"適当"って何?」
「だって適当じゃあん。お弁当の片付けとか見てると、すっごい思う」
弥生は冷やかすような目つきで、柚乃の閉じかけのお弁当を指さした。
柚乃は、ムッ!と口ごもり、自分の手元へと目線を落とす。
「……うーん…」
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