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ガンツ・ロック
if ガンツに威厳があったら
「なんだ、この議題
まるで俺に威厳が 「ない……」 」
「闇帝は無邪気だが刺を持ってるのがデフォなのか?」
「あら、ルーミアは普通に可愛いじゃない」
ナデナデ
「ん~」
ゴロゴロ
「はぁあ~、癒されるぅ……
ねこみみつけちゃえ」
「にゃ~」
「キャー、悶え死ぬぅ!」
「楽しそうだな……」
「ゴスロリ+ねこみみの金髪お人形さん純情少女を目の前に良く冷静でいられるわね」
「どうやら闇帝とは肌が合わないらしい
本性も知ってる分理性が圧勝する」
「その本性も良いのににゃー」
「にゃー」
「というか本題は俺の威厳 「だから無いってば」 」
「にゃいにゃ」
「キャー!」
「お前ら……」
「そういえばキャリック湾岸第2倉庫の司令はカッコよかったような……
えっと……何だっけ?」
「あれは思い出すな……」
「自分への弔いは済ませたか?
埋葬のことなら気にするな
ここに全員埋めてやる」
「そうそれっ!」
「ぎゃああ!
ニヤニヤすんなっ!
というかさっきから思ってたがルーミア、お前もう1人の方だろ!?」
「んにゃあ?」
「っんの……」
「そんなのだから威厳が無いって言われるのよ」
「ぐっ……」
「もうお前らに出番は無い
さっさと舞台から消え去れ」
「ぐあぁああ!
他人の心の古傷を開きやがって……」
「にゃんにゃん」
「カッコイイじゃない」
「ほう、俺の眼を見て言ってみろ」
「…………ムリ」
「せめてその表情をやめろ!」
「ではそろそろ威厳ある司令のifを召喚して比べてみましょう」
「また唐突ね」
「文字数的に詠唱省略」
「ちょっと!?」
バァン モク モク
「……貴様ら何者だ」
「ぅう~~」
「はいルーミア、どうどう」
「これは、本物ですね」
「いやぁ、昔の俺がそのまんま大人になった感じだなぁ」
「「「嘘だ!」」」
「そこでうちひしがれている俺と外見がそっくりなお前
名を名乗れ」
「うおっ、我ながらムカつく
ん、これって自己嫌悪か?」
「空間魔法に時限魔法、次元魔法まで使い俺を呼び出したのに無視か?」
(リサ無茶しすぎ)
「俺の名はガンツ・ロックだ」
「ほう、奇遇だな
天性が土で鬼と呼ばれるガンツ・ロックか?」
「あぁ
軍服が似合う女性百選、若さ溢れる魔法少女特集やらを司令室に隠しているガンツ・ロックだ」
「っ……!?
…………何の事だ?」
(((威厳があっても所詮中身は一緒なのね)))
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