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真昼も過ぎた頃、寝室のベッドから気怠く起き出したマスミは、リビングの冷蔵庫から缶ビールを取り出し、勢いよく喉を潤わせた。
「…ぅう、頭イタぁ、」
昨夜も、繁華街で夜の仲間と飲み騒いだ後、適当に気に入った男を家に入れ、夜を淫らに愉しんでいた。
「…あいつ、誰だっけ?」
マスミが連れ帰った若い男は、まだ寝室で寝ていた。
「ねぇ~、ちょっと起きてくんない?アタシもう出かけるんだけどぉ」
マスミがそう言うと、男は寝ぼけ顔でリビングに出てきた。
「…ぅん、、何だよ、もうちょい寝かせろよ、ふぁ~あ、」
「ハァ!?何言ってんの?アンタに用はないから出てけって言ってんの!そのくらい分かんない!?」
そう言われて男は頭がカッとなり
「何だとぉっ!このババァがっ!!誰がヤッてやったと思ってんだっ!」
鼻息を荒立てた若い男は服を着ると、足音をドンッドンッと鳴らしながら家を出ていった。
「バッカじゃね?なぁ~にがヤッてやったよ、、ヤリたくて必死だったじゃん、」
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