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マスミは、
裕福な家庭の一人娘で、田舎育ちだったが都会に憧れ都市部の大学に入り一人暮らしをしていた。
親からの仕送りで生計を立てていたが、その大半は遊びに使い、学業など見向きもしなかった。
そのせいか二回留年してしまい、結果、理由なき理由で大学を辞めた。
親からの仕送りは止まることはなく、
まだ尚続いていた。
そして、都会に魅せられたのか、次第に夜の世界にはまり込んでしまい、
酒を呑む、博打を打つ、
男を買う、
三つ揃えば人でなし。
と言われる様に、
マスミは、人として徐々に陽の下を避ける様に夜の世界で生きていた。
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