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暗く先の見えない道を僕は歩いている。
足元も見えない。
ただ分かるのは
ピチャ………ピチャ………という音だけ。
歩く度に足から冷たい液体が流れている気がする。
僕の意思が曖昧になっていく。
僕は立ち止まろうとした。けど、出来ない。
ただひたすら歩く。
薄く光が差している場所で立ち止まった。
僕はゆっくりと自分の体を見る。
足からはダラダラと流れる赫い液体。
手には鋭く光るサバイバルナイフ。
左胸には穴。
僕はそれをみて不気味な笑いで笑い始めた。
と同時に倒れた。
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